テスラは、磁場強度の単位です。
1.5Tは1.5テスラ、3Tは3.0テスラ。数字が大きいほど静磁場は強く、一般に得られる信号量が増えます。その信号量を、より細かい画像、短い撮像時間、特定部位の描出に使える可能性があります。ただし、3Tなら常にすべての人・すべての部位で最適という意味ではありません。
1.5Tの2倍の静磁場。高い信号量を活かせる場面があります。
臨床現場で広く使われる標準的な磁場強度の一つです。
低磁場・中磁場寄りの装置。装置構成や目的により使われます。
当院では、MRIを単独で判断しません。
3T MRIで細かく見ることが役立つ場面はあります。たとえば脳、血管、関節、全身DWI、拡散強調画像、軟部組織などです。一方で、MRIだけで体の状態をすべて説明できるわけではありません。
画像、採血、炎症関連項目、既往歴、服薬、症状を重ね、医師が「何を先に確認するか」を整理します。検査性能を売り文句にするのではなく、目的に合わせて使い分けることを大切にします。
3T MRIを考えたい場面
Brain脳、MRA、DWI、萎縮や血管を含めた精密な確認。
Joint膝、肩、腰椎など、軟骨・靭帯・半月板・椎間板の評価。
Body目的に応じた全身DWI、腹部、胸部、血管の確認。
Before Care細胞治療や再生医療を相談する前に、先に見ておくべき画像所見がないかを整理。
客観的に見るための参照先。
このページでは、MRIを誇張して説明しないために、メーカー公開ページとRSNA/ACR系の患者向け情報を参照しています。外部資料は一般的な技術説明であり、当院の個別判断や検査実施を確定するものではありません。
MRIの話題は、公式チャンネルとSNSで確認できます。
MRI関連の動画は、検査性能だけを強調するのではなく、目的、部位、体内金属、既往歴、医師判断と合わせて確認するための入口として扱います。
MRIを選ぶ前に、よくある質問。
3T MRIは1.5T MRIよりどの場面でも向いていますか?
いいえ。3T MRIは高い信号量を活かせる場面がありますが、部位、目的、撮像条件、体内金属や医療機器、アーチファクトの出方によって、1.5T MRIが適する場合もあります。
1.0T MRIは意味がありませんか?
いいえ。1.0T前後の装置は、施設条件や患者さまの体格・閉所感などに配慮した装置構成で使われることがあります。ただし、一般に信号量や細かな描出では1.5Tや3Tの装置が選ばれることが多く、目的に応じた判断が必要です。
MRIの前に確認すべきことは何ですか?
体内金属、医療機器、手術歴、入れ墨、閉所感、腎機能、造影剤歴などを事前に確認します。実施可否や検査方法は医師と検査施設が個別に判断します。