治療について
医療機関での感染症チェック
当院にて感染症のチェックを行います。HIV、梅毒、B型肝炎、C型肝炎の血液検査を行い、検査は専用の血液検査ベッドで実施します。検査料は別途お支払いいただきますので、予めご了承ください。
関節症
関節症に対する再生医療の治療
関節症に対する再生医療の治療は、従来の治療法では十分に対応できなかった症状にも新たな可能性を提供します。患者様の幹細胞を利用して、損傷した軟骨の再生を促進することで、痛みの軽減と機能の回復を目指します。
関節症とは
関節症は、主に加齢や過度の使用により関節の軟骨が摩耗し、痛みや腫れ、運動制限を引き起こす疾患です。関節の摩耗が進むと、骨同士が直接擦れ合うことでさらに炎症や痛みが悪化し、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
再生医療のアプローチ
従来の関節症治療では、痛みの緩和や炎症の抑制が主な対策でしたが、再生医療はその先を見据えた新しい治療法です。当院では、患者様ご自身の幹細胞を利用して、摩耗した関節の軟骨を修復し、再生を促進する治療を行っています。
治療の原理
幹細胞には、損傷した組織を修復する優れた能力があります。患者様の体内から採取した幹細胞を培養し、それを患部である関節に注入することで、軟骨の再生を促します。この幹細胞は、損傷部位に集まり、軟骨細胞として再生されることで、関節の機能を回復させる手助けをします。また、幹細胞がもたらす抗炎症作用により、関節の痛みや腫れを軽減する効果も期待できます。
治療の流れ
当院での治療は、まず初回カウンセリングで患者様の状態を詳細に評価し、治療が適切かどうかを確認することから始まります。その後、患者様の脂肪組織や骨髄から幹細胞を採取し、厳格な管理のもとで培養・増殖させます。増殖した幹細胞は、凍結することなく新鮮な状態で関節に注入されます。このプロセスにより、関節の機能を回復させ、痛みの軽減を目指します。
治療の可能性とメリット
再生医療は、従来の治療法では対処できなかった関節症の症状に対して、新たな可能性を提供します。軟骨が再生されることで、関節の動きがスムーズになり、痛みが軽減されるため、日常生活の質が大きく向上することが期待されます。もし関節症による痛みや運動制限にお悩みでしたら、この最先端の治療法を一度ご検討ください。
治療回数
1回単位または複数回のセットとして治療を行うことが可能です。関節症治療の場合は、患部に直接幹細胞を注入する形で治療を行います。患者様の症状に応じて、1回のみの投与が適切な場合もありますが、症状の進行度に応じて複数回で治療を行うことも一般的です。治療効果を最大限引き出すためには、定期的なフォローアップや追加治療が推奨されることもあります。
慢性疼痛
慢性疼痛に対する再生医療の治療
慢性疼痛に対する再生医療の治療は、痛みの根本原因に働きかけ、患者様の生活の質を向上させるための新しいアプローチです。
慢性疼痛とは
慢性疼痛は、長期間にわたって続く痛みであり、生活の質を著しく低下させる症状です。慢性疼痛の原因は様々で、神経の損傷や筋肉、関節の炎症、さらには過去のケガなどが影響することがあります。この痛みは通常、従来の治療法では十分に緩和されず、多くの患者様が痛みとともに生活を続けています。
再生医療のアプローチ
慢性疼痛に対する再生医療は、痛みの原因となる組織や神経の修復を目指す治療法です。再生医療は、単に痛みを抑えるだけでなく、根本的な原因に働きかけることができます。当院では、患者様の幹細胞を利用して、痛みを引き起こしている組織の修復と再生を促進します。
治療の原理
幹細胞は、損傷した組織や神経を修復する能力を持っています。慢性疼痛の原因となる神経や組織に幹細胞を注入することで、これらの部位の再生をサポートし、痛みを根本から軽減することが期待されます。特に、幹細胞が持つ強力な抗炎症作用により、痛みの原因となる炎症を抑え、症状を緩和することが可能です。
治療の流れ
治療は、まず初回カウンセリングで患者様の痛みの状態を詳細に評価することから始まります。その後、患者様の体から幹細胞を採取し、これを培養して増殖させます。この増殖した幹細胞を痛みの原因となっている部位に注入し、修復と再生を促します。治療後は、痛みの変化をモニタリングしながら、必要に応じて追加の治療を行います。
治療の可能性とメリット
再生医療は、慢性疼痛に苦しんでいる多くの患者様にとって、新たな希望をもたらす治療法です。痛みの原因に直接働きかけることで、症状の根本的な改善を目指します。これにより、日常生活での痛みが軽減され、活動の幅が広がることが期待されます。慢性疼痛に悩まされている方は、この再生医療が解決策となるかもしれません。ぜひ一度、当院にご相談ください。
1回の治療
慢性疼痛治療には、1回のみの治療も可能です。この場合、患者様の状態や症状の進行度に応じて、1回の幹細胞投与で十分な効果が期待できる場合があります。特に、初期段階の疼痛や軽度の症状に対しては、1回の投与で痛みの緩和や症状の改善が見られることもあります。
3回セットの治療
より効果を高めるために、3回セットでの治療を行うことも推奨されています。この場合、1回目の投与後、1か月ごとに2回目、3回目の投与を行い、長期的かつ持続的な効果を狙います。慢性疼痛が長期間続いている場合や、より広範囲の痛みを改善する必要がある場合には、3回セットの治療が適しています。
患者様の症状や治療の目的に応じて、1回のみの治療と3回セットの治療のどちらが最適かは、医師とのカウンセリングを通じて決定されます。